ストック型、フロー型、それぞれの特徴を掴んで最適なサイト運営をしよう

Webサイトのコンテンツの種類は、大きく分けてると「ストック型」「フロー型」に分類されます。それぞれの特徴と、どちらが重要なのかをチェックしていきます。

フロー型のコンテンツとは?メリット、デメリット

フロー型のコンテンツとは、コンテンツを生成してから短期間の間にだけニーズがあるようなコンテンツのことを指します。

例えば、「2019年5月1日に令和への改元が行われる」というニュース記事は、初めて発表された時に爆発的なニーズがあり、多くのアクセスを集めることができます。しかし、このコンテンツは、1ヶ月後、1年後に読まれるような価値はあるでしょうか?振り返りなどで使われることはあっても、改元が行われたあとは「令和への改元」というのは人々にとっては当たり前のことになってしまいます。

つまり、コンテンツのバリューが瞬間的に増大して、時間の経過と共に失われていくのがフロー型コンテンツです。

フロー型コンテンツのメリット

SNSやニュースアプリが普及したことによって、ここ10年ほどでユーザーが消費するコンテンツ量が圧倒的に増えたと言われます。特にSNSでは常に最新の情報が洪水のように流れてくるため、新しく、キャッチーなコンテンツが好まれる傾向にあります。

ユーザーは常に新しいコンテンツを欲しているので、ニーズを読み取って、適切なコンテンツを提供することで、短期間で爆発的なアクセスを集めることができます。

フロー型コンテンツは、「出した瞬間に読まれる」という即効性と、「今その瞬間のニーズに突き刺さる」という起爆性を持った現代的のコンテンツ消費スタイルにもっともマッチしたコンテンツと言えるでしょう。

コンテンツをリリースした瞬間から、爆発的なアクセスが見込めて手っ取り早くアクセスを集めることができ、作成者からしても「書いたらすぐにバズった」など手応えを得られるため、短期間で成功体験を得やすいコンテンツとも言えます。

フロー型コンテンツのデメリット

先ほど例に出した「2019年5月1日に令和への改元が行われる」というニュース記事のように、フロー型のコンテンツは、コンテンツとしての価値が短命であるというのが最大のデメリットです。

フロー型コンテンツのアクセス傾向を見ていると、コンテンツをリリースしてから数日がアクセスの最大値で、そこからアクセスは0に近づいていく傾向にあります。

また、フロー型コンテンツは、例えば「新しいMacBook Proが発売された」といった時事ネタが多いため、ある意味誰でも作成されることができるコンテンツが多く、競合の差別化が難しいのもデメリットの一つです。

最終的に、フロー型コンテンツでアクセスを集めることができるのは、

  1. サイト自体に固定客がいるようなサイト・ユーザー
  2. 時事ネタでも自分だけの知識などを付加できるサイト
  3. 誰も書かない、けど実は需要のある時事ネタを見つけることができる人

になります。

先ほどのMacBook Proのニュースの例でいうと、

  • (1) -> すでにたくさんのフォロワーを集めているようなニュースサイト・個人など
  • (2) -> 普段からAppleやApple製品の情報を集めたり取材しているようなジャーナリストや専門家
  • (3) -> いち早く新型MacBook Proを購入して写真やレビューなどを効果できる人

という感じになるでしょう。

これらは、誰でも簡単にできることではないため、フロー型コンテンツは即効性がある反面、比較的難易度が高いコンテンツでもあると言えるでしょう。

フロー型コンテンツに向いている集客

速報性と爆発性が高いため、フロー型コンテンツは、

  • SNSでの集客
  • Google Discoverなどのニュースフィード

で集客するのが効果的です。

逆に、コンテンツ作成から評価を得るまでに時間がかかる検索エンジン経由の集客(SEO)には、あまり向いていないコンテンツであると言えるでしょう。

ストック型コンテンツとは?メリット、デメリット

ストック型コンテンツは、コンテンツの中身に速報性がないけれども、一度作成すると長い間読まれるコンテンツのことを指します。

例えば、先ほどフロー型コンテンツの説明で例を出した「令和への改元」という切り口で言えば、「大化から令和まで。日本の元号の遷移を振り返る」というコンテンツであれば、改元された後でも長く読まれるコンテンツになります。

このように、フロー型のように「すぐに多くの人に読まれるコンテンツ」ではないけれど、月日が流れてもコンテンツバリューが下がりにくいのがストック型コンテンツの特徴です。

ストック型コンテンツのメリット

ストック型コンテンツの最大のメリットは、一度作成すると長期間にわかってコンテンツの価値を保持できることです。ストック型コンテンツのアクセスの傾向を見ていくと、リリースした後から右肩上がりにアクセスが増えていくことが多く、爆発的なアクセスはないけれど日々一定のアクセスを集められることができます。

また、限られた条件でコンテンツを作成する必要があるフロー型と違って、ストック型のコンテンツは関連するコンテンツを付加してボリュームを出したり、自分ならではのカラーを出すことができるため、競合との差別化がしやすいという特徴もあります。

ストック型コンテンツのデメリット

ストック型コンテンツのデメリットは、時間や労力などにコストがかかることです。

ストック型コンテンツのコンテンツを作成する際は、調査にも時間がかかりますし、執筆自体にも労力がかかります。また、定番的な内容を書くための「コンテンツをまとめる力」も必要になってきます。

また、集客が検索エンジン経由になることが多く、検索エンジンから評価を得るまでに長い時間がかかるため、即効性は高くありません。

フロー型コンテンツと違ってすぐに手応えを得られないため、「時間をかけて作成したのに全く読まれない」ということも当たり前で、ストック型コンテンツの作成は、非常に忍耐力のいる作業になります。

ストック型コンテンツに向いている集客

ストック型コンテンツは、主に「探している人に向けたコンテンツ」になるため、

  • 検索エンジン経由
  • メルマガやメッセージなどの会員向け経路

などになるでしょう。

もっとも簡単でアクセスが見込まれる集客方法は検索エンジン経由で、誰でも簡単にチャレンジができますが、検索エンジンに評価されるまで時間がかかるため、ストック型コンテンツは「集客でも忍耐力が必要」と言えます。


Webコンテンツの主な形式である、ストック型、フロー型について見てきました。

普段何気なく書いている記事も、改めて見てみると、どちらかのタイプに当てはまっていることが多いでしょう。

サイトを運営していく際に、フロー型コンテンツ、ストック型コンテンツをどのように積み重ねていくのか、今後のサイト運営に生かしてみてください。