ドメイン名やサイト名の決め方、決める際に気をつけたい7個のポイント

Webサイトをオープンする際の最初大きな決定事項が「サイト名」と「ドメイン名」です。ドメイン名やサイト名決め方、決める際に気をつけたいことをまとめました。

ドメイン名は「財産」であることを意識しよう

ドメインはサイトを運営し続けることで、検索サイトからの評価を積み重ねたり、ユーザーの信頼を得ていくことができます。

最近、「サークルK・サンクス」公式サイトの中古ドメイン、約6000万円で落札されるというニュースが話題になったように、失効した「評価があるドメイン」が中古オークションで高値で取引されるくらい、評価の高いドメインは財産となります。

途中で新しいドメインを取得してリダイレクトで評価を移転することも可能ですが、なるべく同じドメインで長期に渡って運営することを意識するのが大事です。

サーバーは長く使ってもサイトの評価は上がりませんが、ドメインは評価を蓄積できるということを意識しましょう。

ドメイン名、サイト名はわかりやすいものにしよう

わかりやすく、読みやすいサイト名・ドメイン名は、ユーザーにサイトを認知してもらう、サイトを信頼してもらう為にも非常に重要です。

Goole検索やSNSでシェアされた際にはURLも表記されるので、例えば「agztte2flzneleefnaof.com」みたいな怪しいサイト名はユーザーから避けられてしまいます。「わかりやすく、読みやすいサイト名・ドメイン名」というのは、自分がGoole検索やSNSでシェアされた際に見て、怪しいと思われないドメイン名と考えれば良いでしょう。

ただし、一昔前に言われていた「URLを直接打てるサイト名が良い」というのは、検索やSNSからの流入が多い現在ではそこまで意識しないでも良く、全く読めないようなサイト名・ドメイン名だったり、マイナスのイメージを与えるものでない範囲内で、「わかりやすいサイト名・ドメイン名」であれば良いでしょう。

トップレベルドメインは慎重に選ぼう

トップレベルドメイン(ドットの後の部分)の定番である「.com」や「.net」などを取得できればいいですが、最近は「.com」や「.net」などの定番ドメインはドメインが埋まっていることが多く、なかなか希望のドメインを取れないこと多いのが実際です。

ただし、定番ドメインで取れないからといって悲観することはなく、SNSが普及し検索エンジンの精度が上がった現在では、URLを直接打ち込むよりも検索やSNSから流入することが多いため、「.com」や「.net」などの定番ドメインでないからといって、そこがサイトにとってハンディになることは少ないでしょう。

逆に意識にしたいのは、世間的にほぼ認識されていないようなマイナーなドメインの場合、サイトの信頼性が落ちることもありますし、ドメインの管理に問題があるようなトップレベルドメインを取得すると問題が起こるケースもあります。

例えば、独自のニュースフィードやアクティビティストリームを作れるサービスである「Stream」で、トップレベルドメインのトラブルでサイトが表示されないトラブルがありました。

エンジニアの調査により、6つの.ioネームサーバーのうち、2つのサーバーでレコード解決が失敗していて、偽陰性のNXDOMAINエラー(問い合わせられた名前が見つからない時のエラー)が返されることが判明。Streamではすぐにネットワーク運営を行っているNIC.ioに問い合わせをしようとしましたが、対応時間は月曜から金曜の7時~12時のみ。しかも、対応方法は電話だけで、サービスの健康状態は公開されていませんでした。

実は2016年にも同様の偽陰性NXDOMAINエラーが発生していたのですが、これもネームサーバー側の問題だったというわけです。

Steamでは今回の「事件」を受けて、コアAPIでの.ioドメイン利用を中止。信頼性を考えると「.com」「.net」「.org」のような広く使われているgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)を使うのが最も簡単な方法だと結論づけています。

「.io」ドメインを製品版で採用してはいけない理由

トップレベルドメインにこだわり過ぎる必要はありませんが、ここでも書かれているように信頼性を考えると「.com」「.net」「.org」のような広く使われているgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)を使うのが懸命です。

取得料金よりも更新料金を意識しよう

ドメインは、一度取得したらそれを捨てるまで毎年「更新費用」がかかります。

ドメイン登録サービスのキャンペーンなどで1円で新規取得できたドメインが、更新料金は毎年9,000円だったなんてことはよくある話です。

ドメイン登録サービスのキャンペーンでは、通常料金が表記されないことも多いので、ドメインを取得する際は「更新費用も含めた数年のランニングコスト」をしっかりと確認しましょう。

無料ドメインはなるべく避けよう

ドメインを常時無料で提供しているトップレベルドメインもあります。.tkや.mlを管理するfreenomがその例です。

これらのドメインを、趣味のサイトやテストで短期間使う分には問題ありませんが、長く運営するサイトならば使わない方が賢明でしょう。

というのも、無料ドメインには、

  • Goolgeからの評価が低い可能性がある
  • 以前にペナルティで使われていたドメインの確率が高い
  • ある日突然運営側から一方的にドメインを停止されることもある

などと、それなりのリスクがあります。

長期的に使うドメイン、企業などのビジネスで使うドメインの場合には、これらのリスクは大きなマイナスになるので、無料ドメインはなるべく避けたほうが良いでしょう。

なお、ドメイン登録サービスのキャンペーンなどの割引で「取得料金が無料になる」ドメインは、ここでいう「無料ドメイン」とは別物なので、取得しても問題ありません。

サイト名、ドメイン名が重複しないように気をつけよう

Webサイトの数が少なかった2000年頃と違って、現在は多くのサイトが開設されているため、多くのドメインが取得ずみであったり、サイト名もすでに使われているケースが多くあります。

サイト名やドメイン名が同じになってしまうと、ユーザーが誤認してしまうだけでなく、商標を持っている企業や人物とトラブルになることもあります。

サイト名やドメイン名を探すのは、Googleなどで検索するだけでも良いので、しっかりと調べてから決めましょう。

商標を侵害していないかをチェックしよう

ドメイン名やサイト名に使われているキーワードがすでに商標として登録されている場合は、商標権を侵害することになってしまいます。

例えば、商標まわりで非常に厳しいことで有名なアメリカのAppleは、Appleが取得している商標権の使用に関して、厳格なガイドラインを設定しています。

Apple商標および著作権使用に関するガイドライン

ドメイン名などに関するところだけピックアップすると、

Apple商標の不適切な使用

ドメイン名 Apple商標と同一かまたはほぼ同一の名前を、ドメイン名の第二レベルに使用することはできません。

使用不可例)「imac.com」、「imacapple.com」、「imac-apple.com」、「podmart.com」

この他にも、Appleという単語に連続した名称を禁止していたりと、

変形、パロディ化または省略 いかなる目的においても、果物のりんごまたはその他Appleロゴの変形版を使用することはできません。また、いかなる目的においても、Apple商標の変形版、同音異字版、外国語版、パロディ化したものまたは省略版を使用することはできません。

使用不可例)Appletree、Jackintosh、Apple Cart、PodMart

色々制約があります。

これは、どんなサイト(Apples製品とは全く関係ないサイト)にも当てはまるようなガイドラインではないと思いますが、少なくともAppleに関するサイトを運営する際にはこうしたガイドラインは守る必要があるでしょう。

守らなかったから即訴えられるという訳ではありませんが(実際にこのルールを守っていないサイトも多く存在します)、長期的に使うドメイン名やサイト名にリスクを負わない方が懸命です。

全ての商標をチェックするのは不可能ですが、サイト名やドメイン名でサイトを探してみて、商標などに抵触しないかはチェックしておきましょう。


ドメイン名やサイト名の決め方、決める際に気をつけたい7個のポイントを見てきました。

特にドメイン名はサイトにとって最重要項目の一つなので、選ぶ際は慎重に、しっかりと調査をしてから取得するようにしましょう。