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SEOでのページ・キーワードカニバリゼーションを回避しよう

WEBZINNEトピックス編集部のアイコンWEBZINNEトピックス編集部

公開日:2020年11月30日

サイト運営をしているとどうしても起こってしまうのが、SEOでのページ・キーワードカニバリゼーション。カニバリが起こった際の対処・修正方法や、そもそもSEOでカニバリを回避する方法をまとめました。

SEOのカニバリゼーションとは?

カニバリゼーションとは「共食い」という意味で、SEOにおいては、

  1. 一つのキーワードに対して複数のページで検索ランクイン
  2. 一つのページで複数のキーワードでランクイン

の二つのパターンがあります。

どちらも修正することで、SEOの効果を向上させることが可能です。

SEOのカニバリゼーションの修正方法

一つのキーワードに対して複数のページでカニバリゼーション

この場合の解決策は「一つのページにまとめる」ことです。

一つのキーワードに対して、サイトの複数のページがランクインしているということは、どちらのページも検索エンジンから有益と判断されているわけですから、二つを合わせることでよりクオリティの高いページになり、順位アップのSEO効果が見込めます。

この際、吸収された方のページに、

  • HTMLヘッダのcanonical設定
  • 301リダイレクトの設定

を入れ忘れないようにしましょう。そうしないとSEOのランキングシグナルを失うことになります。

しっかりと設定を行えば、SEOでマイナスになることはほぼありません。

一つのページに対して複数のキーワードでカニバリゼーション

この場合は、要は「複数のキーワードニーズにマッチしている」という意味ですから、ある意味そのままでも良いとも言えます。

しかし、もしマッチしている複数のキーワードのうち「このキーワードについてはこのページでは、ユーザーに対して満足いく回答が出来てない」と思ったのであれば、そのキーワードに関するコンテンツボリューム増やした新規ページを作成し、ランクインページからリンクを貼りましょう。

ただし、新規ページを作成する際に、旧ページのコンテンツはそのまま残すようにしましょう。コンテンツを減らしてしまうと、SEO効果が下がってランキングが下がる可能性があります。

SEOのカニバリゼーションを回避するには?

サイト構造で回避する

サイトを作成していく以上、どうしてもSEOのカニバリゼーションは起こってきます。例えば、毎年開催のフェス情報をまとめているページだったら、今年のページはどうしても去年のページと競合します。

こうしたページの場合は、

  • exmaple.com/xxx-fes/
  • exmaple.com/xxx-fes/2020/
  • exmaple.com/xxx-fes/2019/

と行った形で、過去のページをサブディレクトリに移動させてしまうことで、ある程度SEOカニバリゼーションを回避できます。

サイト・キーワードマップを作成する

もし戦略的にSEOに取り組んでいるのであれば、サイト・キーワードマップを作成するのも一つの手です。

サイト・キーワードマップは、サイトの構造を「ニーズから」ではなく「狙ったキーワード」で構築する方法です。

例えば、子育てをテーマにしているサイトであれば、通常は、

  1. 子育て
  2. 子育て > 学習
  3. 子育て > 学習 > 塾
  4. 子育て > 学習 > 塾 > 通信教育

といった形で、ジャンルやカテゴリ階層ごとに構築するのが定番です。この場合、コンテンツや内部リンク的に「学習、塾、通信教育」というキーワードは密に連携します。

一方で、サイト・キーワードマップで作成するならば、

  1. 子育て
  2. 通信教育

と、対策キーワードに対して独立したカテゴリとしてSEOをします。こうすることで、それぞれのコンテンツの内部的な繋がりが弱くなり、SEOのカニバリゼーションを回避することが可能です。

コンテンツ的には、「通信教育」のページに「塾」に関するトピックスが入ってくることもあるかもしれませんが、あくまで「通信教育」を主体にしたコンテンツにすれば、SEOのカニバリゼーションは回避可能です。


SEOでのページ・キーワードカニバリゼーションについて見てきました。

SEOは集客の一手段であって、サイト運営はSEOに引っ張られるべきではありませんが、より効率よくSEO効果を高めたいのであれば、SEOでのページ・キーワードカニバリゼーションを回避して、キーワードとページが1:1でSEOされている状況を作るようにしましょう。

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