ユーザー視点・SEO視点でタグやカテゴリの粒度を考える

Webサイトやブログの記事につけるカテゴリやタグは、関連記事をまとめるのに便利な機能ですが、簡単だからと何でもかんでも付けすぎると、ユーザー的にもSEO的には逆効果になることがあります。今回は、ユーザー視点・SEO視点からタグやカテゴリの粒度を考えます。

ユーザー目線で考えてみる

ユーザーが求めるのは豊富な情報

サイトを訪れたユーザーの立場にあってみると、「この記事は有益だったから、同じテーマの記事をもっと読みたい」と思った時に、簡単に関連記事にたどり着くための導線がカテゴリやタグです。

そして、そうした行動をするユーザーは、カテゴリ・タグページに対して「元々のページよりも豊富な情報がある」という期待感を持ってリンクをクリックします。仮に、記事からリンクされたカテゴリ・タグページの中身が、元々の記事1件のみ(つまり同じ記事へのリンク)だったとしたら、ユーザーのほとんどは離脱してしまうでしょう。

SEOはテクニカルな部分もありますが、基本的には「ユーザーにとって有益であること」が最重要なので、こうした状況はSEO的にも良いとは言えません。

SEO的な観点で考えてみる

かつては「なんでも付ける」が主流だったけれど・・・

内部リンクで使われているタグのテキストがSEOに効果があると言われているため、10年くらい前は「なんでも良いからページにはタグを付けまくろう」という風潮がありました。

現在は、Googleはリンク先のページのコンテンツを評価する仕組みに変わっているので、どんなものでもタグを付けるというのは必ずしもSEOで効果的とは言えません。

カテゴリやタグの付け方次第ではSEOで逆効果になることも

Googleはページの中身をある程度理解し、評価していると言われているため、リンク先のコンテンツを評価されるとすると、数記事しかないカテゴリ・タグページは、SEO的に評価がされるとは言えず、逆に「低品質コンテンツ」として認識されてしまうと、サイト全体のSEO評価が下がることにつながりかねません。

また、ページ数が少ないサイトでは、カテゴリページやタグページが、全体の一覧とほぼ同じということも十分にあり得るため、この場合は重複コンテンツとして評価が下がってしまいます。

タグやカテゴリの粒度は「まとめページとして成立するか」で判断する

Webサイトやブログの記事につけるカテゴリやタグは、記事で触れられている話題に関する「まとめページ」を作ることと思うとイメージが掴みやすいでしょう。

まとめページは基本リンクの集合体ですが、それだけでも記事として読めるように構成されています。カテゴリ・タグページも、まとめページのように「リンクの集合体だけど、それだけ記事として成立する」という観点で作成すると、ユーザーにもSEOにも良いものになるでしょう。

カテゴリ・タグは小さくはじめよう

ある記事をリリースした時には「今後このカテゴリ・タグに関連する記事をたくさん書こう」と思っていたけれども、結局あまり書いてないという経験は、ある程度の期間サイトを運営している方なら誰でもあると思います。そうした低品質なカテゴリ・タグページはSEO的にも悪影響なので、「カテゴリ・タグの乱発」は避けるべきでしょう。

ただし、「今後も書くかわからないから」と言ってカテゴリやタグをつけることに躊躇する必要はありません。ある程度の規模になりそうなワードであれば、記事公開時には気にせずにカテゴリ・タグを付与して、あとで全体的にカテゴリやタグを見直す方が良いでしょう。

カテゴリ・タグは定期的に整理しよう

一方で、最近作成したタグが、過去の記事に付けていないというケースもあるため、カテゴリ・タグの追加・削除などの整理は定期的に行うと良いでしょう。

サイトの規模にもよりますが、サイトの総記事数が50本、100本と行ったある程度の区切りになったら、見直すのが良いでしょう。面倒な作業ではありますが、低品質ページを駆除して、高品質なまとめページを作る作業だと思えば、モチベーションも上がります。


CMSを使っていると気軽に付けられるため、なんでも付与してしまいがちなタグやカテゴリですが、ユーザー視点・SEO視点で見ると、しっかり運用していく必要があるとわかります。

一度リリースしたページを整理するのは手間のかかる作業ではありますが、タグやカテゴリの整理も含めて、サイトを成長させるために定期的に