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Google Search ConsoleでドメインプロパティとURLプレフィックスの違い

WEBZINNEトピックス編集部のアイコンWEBZINNEトピックス編集部

公開日:2020年11月2日

Google Search Consoleでサイトを登録する際に出てくる「ドメインプロパティ」と「URLプレフィックス」。それぞれの違いや使い分け方をまとめました。

ドメインプロパティとは?

Google Search Consoleにサイトを登録する際に出てくる「ドメインプロパティ」とは、

  • 全てのサブドメイン(www有無、mなど)を含む
  • 全てのプロトコル(HTTPS、HTTPなど)を含む

プロパティです。ドメインに関する全ての情報が集約されるプロパティと思えば良いでしょう。

通常のサイトだと、www有無を正規化してどちらかのドメインに寄せることが多いので、ドメインプロパティだけで事足ります。

なお、ドメインプロパティはDNSレコードなどで所有権を確認する必要があるため、ブログサービスなどでURLをサブドメインで登録している場合は、ドメイン名をサービス会社が持っているのでドメインプロパティは使えません。

他社サービスのサブドメインを利用したサイトをGoogle Search Consoleに登録する際は、URLプレフィックス一択です。

URLプレフィックスとは?

ドメインの全ての情報を集約する「ドメインプロパティ」に対して、指定したURLにマッチするものだけを統計するのが「URLプレフィックス」です。

URLプレフィックスでは、

  • サブドメインの違い(www有無など)
  • サブディレクトリの違い(/ja/、/en/など)

を切り分けてデータを集計することが可能です。

事業ごとにサブドメインが違う場合や、サブディレクトリごとに言語サイトが異なる場合などに利用するのが一般的です。また、多言語サイトで「インターナショナルターゲティング」をする場合も、URLプレフィックスでサイトを登録する必要があります。

また、クローラー統計情報などの旧Webマスターツール時代のツールを使う際も、URLプレフィックスが必須のものがあるので、必要があればURLプレフィックスも登録しましょう。

ドメインプロパティとURLプレフィックスの使い分け

まず自身で所有しているドメインではケースでは「URLプレフィックス」一択です。

ドメインを自身で所有している場合では、「一つのドメインで複数の性質の異なるサイトを運営しているか」というのが使い分けのキーポイントです。ブログや企業ページなどのように、一つのドメイン・サブドメインで全てのページを運用している場合は、ドメインプロパティで十分です。

将来的にサブドメインでサイトを切り分ける必要があるのであれば、サイトが出来た段階でURLプレフィックスで切り分ければ問題ありません。

最初からあ多言語化サイトを構築している場合は、ドメインプロパティとURLプレフィックスの両方を登録すると良いでしょう。

なお、どちらのプロパティで登録したとしてもSEOへの影響はほぼありません。あるとしたら、インターナショナルターゲティングくらいでしょう。


Google Search ConsoleでドメインプロパティとURLプレフィックスの違いを見てきました。

基本的にはドメインプロパティで事足りるので、URLプレフィックスが何か、どのようなシーンで使うのかを知っておけば、両者の違いや使い分けもすぐに理解ができます。

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