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サイト・ページのURLはどうすればいい?SEOに強いURL構造とは?

WEBZINNEトピックス編集部のアイコンWEBZINNEトピックス編集部

公開日:2019年12月5日

Webサイトやブログを構築する際に重要な要素の一つにページURLの構成があります。ここでは、サイトの成長やURL構造のメンテナンスも考慮しつつ、SEOに強いサイト・ページURLの決め方を考えてみます。

基本的にURLの決め方は自由

ブラウザやサーバーで認識できる文字列であれば、ページURLに「こうしないとダメ」という禁止事項はありません。ただし、一定のルールに沿ってURLを決めるとSEOで優位になることがありますし、サイトの成長に合わせてURLの管理がしやすくなります。

URLのSEO対策 = Googleクローラーが探しやすい・理解しやすいURL構造

URL構造のSEO対策とは、「Googleの検索クローラーがページを探しやすくする」ことです。Googleクローラーが「この構造なら、こういう形でデータを格納しているんだな」と認識することで、データの重みや関連性を想定できます。

URLはカテゴリ構造にしよう

SEOに効果的なURL構造の一つにカテゴリディレクトリ構造があります。カテゴリごとにURLを分ける構造です。

例えば、

  1. /books/genji-monogatari.html
  2. /genji-monogatari/

という二つのURL構造があったとします。

(1)の構造の場合「本のカテゴリの中に源氏物語という本がある」ということがURL構造から推測ができます。このURL構造の場合、源氏物語以外のページ、例えば平家物語のページを「/books/」ディレクトリ以下に収容することで、本のページだということが推測ができ、源氏物語ページも平家物語ページもどちらも本であるという相関が取れます。

一方で、(2)のURL構造だと「源氏物語というまとめがある」ということしか推測できません。先ほどと同じケースで、平家物語のページを「/heike-monogatari/」というページで構成した場合、それぞれが独立した構造になっているためURLから関連性が推測できません。(1)のURL構造の方がよりページの特性をあらわせると言えます。

ただし例外もあります。

例えば、これらのページを収容するサイトが「hurui-nihon-books.com」という「日本の古い物語の本に関するページ」であった場合です。サイトとして「本を扱う」ということがわかっているのにあえて「hurui-nihon-books.com/books/」というURL構造を持つ必要があるかは、しっかりと考える必要があるでしょう。

パラメータ型URLはなるべく避けよう

近年では、ページのURL構造を、パラメータ変数(URLの最後に?が着くパターン)で決めるのは、なるべく避けるべきと言われています。

というのも、Googleクローラーは原則URLパラメータは「パラメータ」であって、基本的にパラメータを除いたURLがオリジナルのURLと考えます。

例えば、

  • /books/lists?page=2
  • /books/lists?page=3

と原則として同じページとして認識します。

え?中身は違うのに?と思うところですが、URLパラメータの考え方は「絞り込み・抜粋」です。

つまり、

  • /books/lists?page=2 => 本一覧ページのうち2ページだけを抜粋したページ
  • /books/lists?page=3 => 本一覧ページのうち3ページだけを抜粋したページ

という考え方をします。

この例の場合は、ページの評価は全て「/books/lists」に集約されます。この例の場合は本の一覧なので、「/books/lists」に評価が集約されるのは正しい動きです。

しかし、先ほどの源氏物語ページと平家物語ページの場合はどうでしょう?

となった場合、どちらのページも「/books」ページに評価が集約されます。これでも問題ないとも言えますが、「源氏物語」「平家物語」というキーワードでは弱くなってしまいます。

  • /books?title=genji-monogatari => 本に関するページのうち源氏物語だけを抜粋したページ
  • /books?title=heike-monogatari => 本に関するページのうち平家物語だけを抜粋したページ

という形になってしまうからです。

ただし、これが検索ページとなると意味が違ってきます。検索は基本絞り込みなので、

  • /search?type=books&title=genji-monogatari

というのは、URLの意味として、正しいURL構造です。

後からでも追加・削除がしやすい構造にしよう

サイトを長く運営していると、サイトのコンテンツなどによってURLの追加や削除が頻繁に起こります。

例えば、先ほどの本の例でいうと、個別の本ページの下にレビューページや、図書館ページへのリンク集をつけたくなったとします。

その場合は、ディレクトリ構造にしておけば、

  • /books/genji-monogatari/reviews/
  • /books/genji-monogatari/libraries/

とすれば、URL構造的にもスッキリし、追加・削除などのURL構造のメンテンスもしやすくなります。

一方で、パラメータ構造だとすると、

  • /books?title=genji-monogatari&reviews
  • /books?title=genji-monogatari&libraries

となってしまいます。

こうなると、全ての評価が集約するbooksページは、もはや本の紹介なのか、レビューのまとめなのか、図書館へのリンクなのか、何のページなのかわかりません。

こうしたURL構造はSEO的にもプラスにはならないため、避けるべきでしょう。


SEOに強いサイト・ページURLの決め方を見てきました。

URL構造の決め方はSEO的にもサイト運営的にも重要なところなので、長期的な運用とSEOを考慮して決めましょう。

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